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質屋では品物を鑑定して

近年に入ってからは昭和30年ごろ利用者が最も多く、全国で20.000軒ぐらいの店がありました。しかし、社会保障制度の充実(低所得者層に対する救援制度)が図られ、銀行が発達(庶民の預金も受け入れるようになった)したことで、「生活用品を質入して短期に請け出す」という利用形態が少なくなり、質店業の衰退を招きました。江戸時代には土倉という言葉が質店に変わります。両替商をいとなむ大きな店もありましたが、多くは味噌、米、酒も扱う、よろずやのような庶民的な店だったようだと思います。

最近リサイクルブームの影響もあってか、若い世代の人達が質店を利用する機会が増えているようだと思います。ブームの影響もあり、質店さんの中ではショップ店を設けてリサイクル商品を販売したり、インターネットを通じて品物を買取したり販売する質店さんも増えています。ショップを利用される方の世代は、比較的に若い層の方が多く、ブランド品がメインとなっています。なぜリサイクル品が注目されるようになったかといえば、豊かな社会になってモノがあふれ、一つのモノをずっと使い続ける習慣がなくなってきているからだと思います。

日本においてその歴史を紐解けば、「質店700年の歴史」と言うほどに、古く鎌倉時代にまでさかのぼります。その時代は質物を土の倉に入れていたからでしょうか土倉とも呼ばれました。それは、藤原定家の日記「明月記」(1234年)の中でも「土倉(とくら)」という質店業を表す表現が文献上初めて明らかにされています。現在、この制度の利点が見直されているものの、東京都でも700軒程度に減っています。

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